加齢臭が人間関係に与える影響

ニオイの記憶力

人間が持ついくつかの感覚の中でも、嗅覚、いわゆるニオイの記憶力は非常に優れたものといわれています。実際に、写真とニオイを同時に記憶させた実験を行ったところ、写真の記憶が約4ヶ月後には忘却されてしまうのに対し、ニオイの記憶は1年経っても当初の記憶とあまり変化がみられなかったといいます。
また、ニオイの記憶は個人的な出来事と結びついて記憶され、目で見ただけの物よりずっと長く失われないと考えられています。ニオイは、食べ物、家族や恋人、友人といった身近な人物、家や会社といった場所など、様々なものと結合し、エピソード記憶といわれる顕在的な事象を思い出させるものとなるのです。

 

このことから、加齢臭に悩んでいるという方は、予防・対策に取り組む必要があります。
人間のニオイの記憶力が優れているということは、当然、加齢臭のニオイも記憶されてしまうわけです。加齢臭の原因物質であるノネナールは、「お父さんのニオイ」「おじん臭」などと差別用語に近い表現がされるほどの臭気成分。
加齢臭の予防・対策を怠っていると、周囲の人から「体臭がキツい人」なんてイメージを抱かれ続けてしまうことになります。

加齢臭が人間関係に与える影響

加齢臭が引き起こす“ニオイの知覚障害” 

加齢臭に悩んでいる方は、ニオイの知覚障害にも注意しましょう。
ニオイの知覚障害のひとつとしてあげられるのが、「嗅覚倒錯」です。嗅覚倒錯は、異常嗅覚と呼ばれることもあります。

 

嗅覚倒錯を患うと、周囲の人は悪臭を感じているのに関わらず、自分にはその症状が感じないという症状が起こります。周囲の人が加齢臭を苦に感じていても、それを発生している当の本人はそのニオイに気付くことができないわけですから、知らず知らずのうちに周囲の人を不快にさせてしまうことがあります。また、その結果、人間関係に支障をきたしてしまうことも……。そのため、加齢臭を少しでも疑う場合には、自分のニオイを感じる・感じないに関係なく、予防・対策に取り組むのが望ましいといえます。

 

さらに、ニオイの知覚障害の中には心因的な原因から引き起こされる「幻覚(幻臭)」と呼ばれるものもあり、これを患うと『自分の身体から嫌なニオイが出ているのではないだろうか……?』という誤った信念を抱いてしまいます。
この信念は、“身体のニオイはきれいに拭い去るべきもの”という世間の一般常識に対する過剰意識、自分の体臭が他人に害を加えるほど強烈なものであるという異様な思い込みから生まれるものとされています。

 

加齢臭に対する悩みが募っていくと、いつからか『自分は加齢臭のせいで人に嫌われているのでは……?』という誤った確信を抱いてしまうこともあるでしょう。悪化すれば、人から嫌われるのを恐れるようになる社交恐怖に陥り、「体臭恐怖」といわれる対人恐怖の重症例が引き起こされることも……。
こういった障害を予防するためにも、加齢臭は早い段階から予防・対策に取り組むべきといえます。

加齢臭が人間関係に与える影響

加齢臭を改善して、好印象なイメージを!

人間の嗅覚には、異臭を探知する役割があります。
そのため、あなたが『大丈夫だろう……』と油断している加齢臭も、既に周囲の人から気づかれている可能性が0ではありません。

 

その上、加齢臭はニオイの記憶力によって、長い間、周囲の人の記憶に残りつづけます。加齢臭の予防・対策に取り組まなければ、あなたはいつまでも「体臭のキツい人」といったイメージを持たれてしまうことになります。
これにニオイの知覚障害が加われば、人間関係に更なる支障が及ぶことも考えられます。

 

良好な人間関係を維持するためにも、加齢臭の予防・対策に取り組みましょう。
加齢臭の予防・対策は、あなたのイメージアップに大きく寄与してくれることでしょう。