40代・50代の資金運用

老後貧困の恐怖

■老後は生活が貧しくなる

自分の将来に不安を感じたことはありませんか?

 

平成26年度の日本の人口は、約1億2,700万人です。そのうち、65歳以上の高齢者人口は約3,300万人で、過去最高となりました。総人口のうち、約26%が65歳以上の高齢者なのです。

「長生きができる」ということは本来とても喜ばしいことですが、長生きする高齢者を取り巻く経済環境は実に厳しく、老後に生活が困窮するケースが多くあります。

 

平成26年度のデータによると、生活保護を受けている世帯数は約160万世帯です。そのうち、高齢者世帯は全体の約47%を占める75万世帯です。10年前の平成16年度のデータでは、生活保護を受けていた高齢者世帯は約46万世帯であったため、10年間で29万もの高齢者世帯が生活保護を必要とするようになりました。

 

これからの日本の高齢化率は、今以上に上昇していくと考えられています。現行の制度が続くのであれば、高齢化が進むことによって日本の社会保障費用は増加し、一人あたりの公的年金などの社会保障給付は減少するといえます。これに加え、年々物価が上昇していることから、今後も物価が上昇することも考えられます。以上のことから、今後、高齢者を取り巻く経済環境はますます厳しくなっていくことが推測できます。将来に不安を感じることのないように、老後に必要なお金は早めに貯蓄しておくことをおすすめします。

 

総務省の調べによると、老後に必要なお金(世帯主が高齢無職の世帯)は月に約23万円です。しかし、実収入は約17万円であり、老後に必要なお金が約6万円不足しています。この6万円は、これまでの貯蓄で補うか、食費や交際費などといった生活にかかるお金を削るかしかありません。

老後貧困の恐怖

■老後貧困を防ぐために

老後の貧困を防ぐためには、早くから将来を見据えた生活を行うことが大切です。

先述のとおり、老後に必要なお金は毎月約23万円であるのに対し、実収入は約17万円で6万円ほど不足しています。不足分の6万円分を貯蓄で補うとすると、6万円×12ヶ月(1年)で、1年間生活をするためには約72万円準備をしておく必要があります。

 

例えば、65歳から85歳まで20年間の不足分を貯蓄で補うとすれば、72万円×20年で、1,440万円という多額の貯蓄しておく必要があるのです。また、毎月に必要なお金が23万円というのはあくまでも平均であり、病気をしたり、住宅ローンなどが残っていたりする場合はそれ以上お金が必要となることもあります。

 

「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、早いうちから老後資金について計画しておきましょう。

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