行動療法で頻尿を改善!

薬物療法と行動療法

頻尿は、過活動膀胱の症状のひとつでもあります。過活動膀胱による頻尿は、過活動膀胱の治療を受けることで改善する見込みがあります。

 

過活動膀胱や夜間頻尿などの治療には、行動療法や、抗コリン薬による薬物療法が有効であるといわれています。しかし、抗コリン薬による薬物療法には、口内乾燥や便秘などの副作用が生じることもあり、人によっては服用が困難なケースもあります。

 

行動療法は、過活動膀胱や夜間頻尿などの蓄尿症状に有効であるといわれています。

行動療法では、水分の摂取制限や膀胱訓練などが行われます。

行動療法で頻尿を改善!

行動療法の種類

・生活習慣の改善
生活習慣の改善では、水分制限、水分摂取の変更、カフェインやアルコールの含まれる飲み物の制限、便秘の改善といった方法を行います。

水分制限は、水分摂取量を制限することで一日の総尿量が体重1kgあたり25~30ml程度の尿量で済むようにする方法です。

水分摂取の変更は夕方以降の水分摂取方法や飲食の時間帯を変更する方法で、夜間頻尿に効果的です。

カフェインやアルコールの含まれる飲み物の制限も、利尿作用の強い飲み物を避けることで夜間頻尿の予防・改善に繋がります。

と高齢者が便秘になると、尿失禁や排尿困難などの症状が生じることがあります。便秘を解消することで、それらの症状の改善を図ることができます。

 

・膀胱訓練
膀胱訓練は、排尿記録上で1回の排尿量が少なく排尿回数が多い場合、1回あたり150から~200ml以上溜まるように排尿時間を設定し、それまで排尿を我慢することによって蓄尿能力を高めていきます。また、少しずつ排尿間隔を開けていきます。

切迫性尿失禁のある症例では、したいと思ってもすぐにはトイレに行かず、九九を数えたり楽しいことを考え、尿意切迫感を落ち着かせてからトイレに行くようにして適用させます。

なお、中年期から実施すれば、高齢期の過活動膀胱の頻度を下げられると期待されています。

 

・骨盤底筋体操
骨盤底筋体操は骨盤底筋の緊張低下による腹圧性尿失禁や切迫性尿失禁に有効といわれています。

骨盤底筋体操では、1.仰向けになる、2.机に手をつく、3.四つん這いになって肘と膝をつく、4.椅子に座る、5.仰向けになって足をつけて背筋を伸ばす、の5体位において肛門や膣を締めます。締め方としては、人前でおならが出そうになったときに肛門をぎゅっと締め付ける感じ、満員電車の中で下痢をこらえる感じ、硬くて太い便を切るような感じ、排尿を途中で止めるような感じ、こういったイメージでやると効果的です。

また、肛門や膣を締めることで同時に尿道括約筋も収縮させることができます。

行動療法で頻尿を改善!

日々の積み重ねで頻尿を改善

病院の中には、行動療法の指導を行っているところがあります。

過活動膀胱による頻尿にお悩みの方は、一度そういった病院に相談してみるのもおすすめです。

 

また、行動療法のほかに対策を加えることで、より症状改善の見込みが高くなるかもしれません。

医師と相談のうえ、サプリメントなどを活用してみても良いでしょう。

行動療法で頻尿を改善!