ノコギリヤシとは?

ノコギリヤシ(ソウパルメット)とは

ノコギリヤシはヤシ科の植物です。大きさは45cm~1mの低木で、ノコギリ状の葉が特徴です。

 

米国東部原産でハーブとして人気があり 、中国では古くから泌尿器系疾病の治療薬(漢方)、 ヨーロッパでは前立腺肥大による排尿障害の改善薬、 また、フロリダのセミノール族は果実部分を薬用に用いていたと言われています。

 

また、ノコギリヤシの果実部分は、お茶を作ったりエキスを抽出したりといった利用法があります。

ノコギリヤシとは?

代替医療分野としてのノコギリヤシ

ノコギリヤシは、多くの研究で前立腺肥大からくる尿意切迫などの症状を緩和したと報告されています。

 

伝統療法や民間療法においては、前立腺肥大やそれに関連した泌尿器系疾病(頻尿・尿意切迫・排尿痛など)、膀胱障害、脱毛などに対して用いられており、 ヨーロッパでは前立腺肥大症の治療に一般的に用いられています。

 

米国では、代替療法としてFAD(米国食品医薬品局)が一般に推奨しています。

健康食品としてのノコギリヤシ

1990年代に健康食品として発売されて以来、高齢化による潜在需要の増加、認知度と普及が進み、最近では、薬用素材や機能性素材として注目され 、機能性表示食品制度に対応した製品の開発がすすめられています。

ノコギリヤシの作用と機能性

ノコギリヤシには、3つの作用があると言われています。

 

1. 5α還元酵素阻害作用
5α還元酵素阻害により、ジヒドロテストステロンの生成を防ぎ、前立腺細胞の増殖を抑える。

 

2. 抗アドレナリン作用
尿道や前立腺のα1アドレナリン受容体を遮断することにより、膀胱頚部と前立腺の平滑筋が弛緩し、前立腺肥大に伴う排尿障害を改善する。

 

3. 抗細胞増殖作用
前立腺細胞の細胞内核膜に選択的に作用し、アポトーシスの増大をもたらす。

 

ノコギリヤシの機能性は、「軽度から中程度の良性前立腺肥大にともなう頻尿、排尿障害の改善」となっており、頻尿や尿意切迫などの前立腺肥大に関連する症状緩和、夜間の排尿回数軽減などの効果が期待できます。

ノコギリヤシの安全性

ノコギリヤシは適切に摂取する場合、ほとんどの人に安全です。これは、3年にわたる臨床試験により安全性が確認されています。

しかし、便秘やめまいなどの軽度な副作用が引き起こされる可能性があります。