バブル世代の不安

昭和的価値観から抜け出せない

バブル世代

バブル世代とは、一般的に1986年から1991年までのバブル景気において、社会進出した世代を指します。

高度経済成長期に生まれ、バブル期という日本の絶頂を味わった後、バブル崩壊後の「失われた20年」も経験している世代です。

そんな日本経済の酸いも甘いも知るバブル世代には、現代社会における若者との価値観の違いに悩んでいる人が多いのではないでしょうか。

というのも、バブル世代やその前の団塊世代というのは、昭和的価値観のもとに社会やライフスタイルを形成してきた世代です。しかし、これかれらの社会を担うといっても過言ではない現代の若者・ゆとり世代は、昭和的価値観に縛られることを嫌い、多様な価値観を持ちます。これにより、世代の間に「価値観の違いによる常識の溝」が生まれてしまっているのです。

昭和的価値観から抜け出せない

■昭和的価値観とは?

昭和的価値観とは、戦後50年の間に形成された価値観を指します。40歳以上のバブル世代や団塊世代の多くは、こうした昭和的価値観を持っています。

昭和的価値観の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

・根性論の体育会系で、人情と感情を中心に行動する

・失敗を恐れないトライ・アンド・エラー精神の行動派

・家庭や趣味よりも仕事や会社を優先する

・年功序列、終身雇用が基本

・男は仕事、女は家庭の考え

・消費に積極的

・肉食系で、恋愛至上主義

『家庭よりも、余暇や娯楽よりも、何よりも優先すべきは”仕事”』。
昭和的価値観は、戦後数十年の間、当時の国民一人ひとりが経済回復や国の発展に励んだ末、生まれた価値観といえます。

 

■平成的価値観とは?

平成的価値観とは、昭和後半や平成に生まれた若者(ゆとり世代・さとり世代)の多くが持つ価値観です。

平成的価値観の特徴としては、以下の通りです。

・理屈的で合理的、感情論よりも規律やルールを重んじるマニュアル思考

・失敗を恐れる慎重派で、計画的

・仕事や会社よりも、余暇や娯楽、趣味を優先する

・女性の社会進出に賛成

・消費よりも、貯蓄を好む

・草食系で、恋愛に消極的

平成的価値観は、バブル崩壊や大震災、失われた20年などを幼ながらに経験した若者が将来に対するリスクを過大に見積ろうとする思考や、ゆとり教育を経た若者の精神的余裕などから生まれた価値観といえます。

 

昭和的価値観から抜け出せない

■昭和、平成の価値観の溝を無くすには

昭和的価値観と平成的価値観では、常識や考え方がまるで正反対。そのため現代社会では、中高年と若者の間において、互いの常識や考え方を批判し合うという問題も起こりえます。

実際に、仕事の職場などでも、昭和的価値観を持つ上司と平成的価値観を持つ部下とでは、人間関係にトラブルが起こりやすいようです。

常識や考え方の軸となる「価値観」は、生まれた時代や生きた時代の内容によって普遍的に形成されるものです。

そのため、昭和的価値観を持つ人と平成的価値観を持つ人のどちらかが一方的に悪いということにはなりません。

そして、間違いなく言えることは、どちらの世代も今、同じ時代を生きているということ。同じ社会で仕事をし、同じニュースを見て、同じ季節を過ごしているのです。

同じ時代を生きる者同士、互いの常識・考え方を受け入れてみませんか?

そして、同じ時代を生きる者同士、互いに納得し合える新たな価値観を発掘してみてはいかがでしょうか?

 

バブル世代の不安